環境に配慮した取り組み
地球を守り、持続可能な社会をつくる活動に取り組んでいます。
子どもたちに、平和で青い地球を引き継ぐためにも、
くらしの中から環境問題を考えていきましょう。
環境・サステナビリティ政策
「すべての人々が人間らしく生きられる豊かな地球を 未来の子どもたちへ手渡せるように」全国の生協で推進する2030年までの政策にそって、おかやまコープでの計画をまとめたものです。
取り組み実績と内容
2030年 目標 |
温室効果ガス排出目標2013年度比58% |
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2023年 度の到達 |
2013年比26.7%(73.3%削減)で達成 ※基準年2013年度実績:18,328t ⇒ 2022年度実績:4,898t |
主な 取り組み |
買電先を中国電力から再生可能エネルギーの比率が高い(排出係数が低い)、真庭バイオマス(センター、藤田本部を2021年4月より)及び地球クラブ(店舗、オルガ本部を2022年4月より)に変更したことにより、温室効果ガス排出量の大幅削減につながっています。 |
2030年 目標 |
営業車20台を電気自動車または ハイブリッド車に計画的に切り替え |
2023年 度の到達 |
2023年度末実績10台 |
主な 取り組み |
2023年度は計画通りにハイブリッド車を3台導入し、既に入替済7台と合わせ計10台となりました。 |
2030年 目標 |
マイバッグ持参運動(レジ袋辞退)率9割 |
2023年 度の到達 |
2023年度末実績は90.1%で目標達成 ※レジ袋節約枚数は累計581.4万枚 ※コープ総社東の休業により節約枚数は前年から減っています。 |
主な 取り組み |
レジではマイバッグ持参運動の取り組みPOPを掲示し、レジ袋有料化(2020年6月22日)以降、2020年7月より9割を継続維持しました。 2021年4月から開始したレンタルかごの取り扱いは、2,919点の利用に到達しました。 |
2030年 目標 |
ノントレー商品を宅配・店舗で8割 |
2023年 度の到達 |
【宅配】 宅配は生鮮3部門合計では約8割へ到達 ※内訳 農産:80.6% 水産:90.0% 畜産:79.0% 【店舗】 生鮮分類合計(惣菜除く):57.4% ※内訳 農産合計(野菜・果物):83.4% 水産合計(鮮魚・塩干):6.1% 畜産(精肉・加工品):22.5% |
主な 取り組み |
【宅配】 農産部門は、物流統合に向けて現状維持による引き渡しとなるため、23年度改善項目はありません。 【店舗】 水産はちりめん等、畜産は豚小間切れや鶏もも肉など主力品の販売を強化しました。コープ総社東の休業の影響もあり、点数は前年を下回っていますが、ノントレー商品の構成比は上昇しました。 |
2030年 目標 |
店舗でのエコトレー使用率 50% |
2023年 度の到達 |
エコトレー使用率2023年度末実績:61.9% ※22年度から16.1%増加 |
主な 取り組み |
トレーを製造する企業がエコトレーの割合を増やしていることもあり大幅に増加しました。また、売場でエコトレー使用を認知していただくためのツール(POP)設置も継続して行いました。 |
2030年 目標 |
宅配商品カタログ3割削減 ※カタログ選択登録者、eふれんず登録者の拡大 |
2023年 度の到達 |
eフレンズの登録は48,028人 ※年間で2,660人増加 チラシ外注印刷物重量 23年度(累計:4,884,303kg) 22年度(累計:5,031,115kg) ※前年比97.1%と印刷物重量は削減 |
主な 取り組み |
アプリの普及については、年3回のCSネット「EC普及キャンペーン」に合わせて、アプリクーポンの広報を行い、登録者増につなげました。 媒体セレクティブの取り組みは年2回の広報を行うことで、カタログとOCRの削減につなげました。eふれんず利用者のWEBカタログ利用者に限り、カタログのお届けを全て不要にできる取り組みを2023年10月から開始しました。 |
2030年 目標 |
食品ロス削減「再生利用等実施率60%」 |
2023年 度の到達 |
再生利用等実施率67.9%で達成 ※2022年度末時点 |
主な 取り組み |
店舗で発生する食品廃棄物は、発生量を減らすことに加えて、魚のアラ(肥料や飼料に加工)、肉の残り(飼料や石鹸等に加工)、調理残さ(飼料に加工)のリサイクルを行いました。 |
2030年 目標 |
事業から生じる食品廃棄物 「2030年に50%削減(2018年度比)」 |
2023年 度の到達 |
2018年度比111.9% ※2022年度末時点 |
主な 取り組み |
・2022年度の供給高は、2018年度から111.0%の伸長となっており、比例して食品廃棄物の実績も増加しました。 ・食品廃棄物はフードバンクへの提供による削減量を除き、38.8%をリサイクルしています。 |
その他の取り組み
- 店舗で配布しているプラ製スプーンを木製に切り替え、年間59.3kgのプラ排出量を削減
- 店舗の日配品の売り場を中心に「手前どり」POPやポスターを掲示
- フードバンクへの商品提供実績 2023年度:104111.02kg(前年比101%)
温室効果ガス削減の取り組み
2030年に向けた温室効果ガス排出量目標を「2013年比58%」とし、環境負荷低減をすすめています。
温室効果ガス排出削減の主な対策
- 全ての事業施設で再エネ電力(※1)利用、照明のLED化
- 太陽光発電設備は9事業所に設置し自家消費と再エネ事業者に売電先を切り替え
- 店舗の冷凍・冷蔵設備の省エネ化
- 地産地消推進でフードマイレージ(※2)削減
- 営業車を電気自動車またはハイブリッド車へ計画的に切り替え
※1_再エネ電力:おかやまコープでは、林地残材や製材端材を活用した真庭市の完全再生エネルギー発電施設の「真庭バイオマス発電」と、再生可能エネルギーの調達・供給を中心とした日本生協連の子会社である「地球クラブ」から電力供給を受けています
※2_フードマイレージ:食料の輸送距離を表し、短い方がCO₂の削減につながります
2022年度は、「真庭バイオマス発電」、「地球クラブ」ともに排出係数は増加しましたが、電気使用量が2021年度比97.3%に抑制できたことにより、<温室効果ガスの排出量は「2013年比26.7%」>と排出量目標の58%を達成し、大幅に削減することができました。
<2022年度温室効果ガス排出量と削減実績> ※二酸化炭素換算(単位:t-CO2)
2022年 実績 |
2013年比 | ||
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合計 | 4,898t | 26.7% | |
店舗 | 1,273t | 12.6% | |
宅配 | 1,814t | 77.0% | |
藤田 | 188t | 8.5% | |
物流(シモハナ・CS) | 1,487t | 55.1% | |
オルガ P&S | 101t | 11.5% | |
福祉 | 35t | 63.6% |
容器包装のリサイクル
1989年、組合員活動として牛乳パックの回収を始めたのが、おかやまコープのリサイクル活動の始まりです。その後、回収品目が広がりました。
対象ではないものが混ざるとリサイクルが困難になります。皆さまのご協力をお願いいたします。
容器リサイクル回収状況
回収 | 回収 開始年度 |
回収物 | 回収 量 (2023 年度 実績) |
回収 率 (2023年 度実績) |
主な 再生製品 |
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宅配 | |||||
宅配 | 2001年 | シッパー 内袋 |
627.7 万枚 |
24.1% | プラスチック 製品 |
1997年 | 商品案内 カタログ |
652.5 万部 |
70.3% | カタログ・ 新聞紙など |
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2003年 | たまご パック |
118.7 万個 |
52.2% | たまごパック・ 緩衝材など |
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店舗 | |||||
店舗 | 1997年 2004年 |
発泡トレー 透明容器 |
763.6 万枚 |
132.2% | 発泡トレー など |
宅配・店舗 | |||||
宅配 店舗 |
1989年 | 飲料紙 パック |
239.7 万枚 |
87.6% | トイレット ペーパー (CO・OP コアノン ロールなど) |
環境配慮商品の普及
環境に配慮した商品の開発・改善とその普及活動を行っています。
コープ環境キャンペーン
毎年6月に環境配慮商品の普及を行う「コープ環境キャンペーン」に取り組んでいます。
あわせて「洗剤キャンペーン」も実施し、コープの洗剤を普及しています。
商品包材の削減
包材自体を減らすことで、資源の節約、ゴミの削減を目指しています。
例:肉や魚のノントレー化、野菜や果物のバラ売り
「コープの産直」
野菜・水産物・畜産物・たまご・米・牛乳などの中で「それぞれの基準に基づき、優れた特長をもった産直商品」のブランドとして、商品の開発、普及に取り組んでいます。生産者のみなさんと協力して農薬や肥料の管理・使用状況などを双方でチェックし、農薬の使用を減らす取り組みをすすめています。
公益財団法人おかやま環境ネットワークへの活動支援
環境問題での社会貢献の一環として、公益財団法人おかやま環境ネットワークの設立や発展のために、財政面や人材面での支援を行っています。
取り組みの歴史
2000年 | ・農産品の産直品不使用農薬リスト策定 |
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2001年 | ・共同購入の通い箱の「内袋」の回収リサイクル開始 ・商品センターに「コ・ジェネレーション」導入 ・おかやまコープが参加している「おかやま環境ネットワーク」が財団法人として認可 |
2002年 | ・県北店舗の食品残渣や倉敷以西5店舗での魚のアラのリサイクル開始 ・紙ゴミのリサイクルの対象事業所拡大 ・PPバンドのリサイクル開始 (PPバンド:ダンボールなどの梱包に使用するビニール製のヒモ) |
2003年 | ・店舗で透明食品トレーの回収リサイクル開始 ・店舗で肉片のリサイクル開始 ・「CO2排出量削減に向けての自主行動計画」「廃棄物削減ガイドライン」を策定 ・共同購入の卵パックリサイクル開始 |
2004年 | ・電気ダイエットコンクール実施 |
2005年 | ・家族でできる1日エコライフ実施 |
2006年 | ・総社センターBDF(バイオディーゼル)燃料車トラックを2台導入 (BDF燃料:一般家庭などで回収した食用油が主原料の植物系燃料。二酸化炭素の排出はゼロとされている) ・岡山市事業系ごみ減量化・資源化優良事業者等表彰制度で最優秀賞を受賞 |
2020年 | ・真庭バイオエネルギー株式会社と「電気需給契約」を締結 ・店舗でレジ袋有料化実施に伴うレジ袋販売に切り替え |
2021年 | ・株式会社地球クラブと「電気需給契約」を締結 |
1978-1999年
1978年 | ・環境負荷の少ないコープ商品(洗剤・再生紙)の普及活動 |
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1981年 | ・LAS、リンを含む洗剤の追放運動と、環境負荷の少ない洗剤の普及活動 |
1985年 | ・班長会で「排水チェック」を呼びかける |
1989年 | ・特定フロンを使用した商品の取り扱いを中止 ・飲料紙パックの回収リサイクル開始 |
1991年 | ・店舗の「買い物袋(レジ袋)」の再利用を促進するスタンプ制の開始 ・店舗で「食品トレー」「アルミ缶」の回収リサイクル開始 ・店舗で使用する業務用ラップフィルムの材質を「塩ビ」からポリエチレンに変更 ・事業所から排出される「発砲スチロール」のリサイクルを開始 ・環境問題をテーマにしたテレビ番組「見つめよう、くらしと環境」を制作 ・第一次「環境アクションプログラム」と「洗剤政策」を策定 ・地球サミットに2名の組合員代表を派遣 |
1992年 | ・組合員による「酸性雨の調査」「親と子の水質調査」をはじめる |
1993年 | ・組合員による二酸化窒素の測定活動をはじめる ・共同購入配送車両に低公害なLPGトラックを3台導入 |
1994年 | ・店舗販売期限切れ商品「豆腐・牛乳」の飼料・堆肥化開始 ・第二次「環境アクションプログラム」策定 ・環境家計簿の普及活動 |
1996年 | ・卵パックの材質を「塩ビ」から「PET」へ変更 ・「ごみダイエットキャンペーン」実施 |
1997年 | ・環境マネジメント、監査システムの導入 ・店舗で「ペットボトル」の回収リサイクルを開始 ・店舗で「買い物袋(レジ袋)」の無料配布を中止 ・共同購入の「商品案内(カタログ)」の回収リサイクル開始 ・ダイオキシン対策で「家庭用簡易焼却炉」「家庭用塩ビラップ」の取り扱い中止 ・再生PET原料を使用した制服の導入 |
1998年 | ・店舗で使用する買い物カゴに再生品を導入 ・ダイオキシン、環境ホルモン対策で容器包材の材質変更 ・環境庁の「環境アクションプログラム大賞」受賞 ・家族全員で暮らし方を見直す「エコファミリー」の取り組み |
1999年 | ・業務用車両にハイブリッドカーを導入 |