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コープいしかわへの業務支援報告

2024/02/14
 生活協同組合コープいしかわから日本生協連合会へ「宅配センター業務支援」の要請があり、1月15日(月)より、全国の生協から週に約30名の職員を派遣し支援しています。
 
おかやまコープからは1月22日(月)~26日(金)と、2月5日(月)~2月9日(金)に2名ずつ職員を派遣し、コープいしかわの「のとセンター」を中心に宅配同乗支援・お見舞い活動・問い合わせ対応などの支援を全国の生協職員と共に行いました。

コープいしかわへの出発式の様子はこちらから
 
報告の一部をご紹介いたします。
 
【第1陣】1月22日(月)~26日(金) 配送同乗支援、チラシ配布支援、問い合わせ対応支援
●被災地には全国から自衛隊や警察を始め、水道、電気、医療などインフラ関係の様々な業種の方が、支援、復旧活動に来られています。実際に全国の生協の職員が集い、活動する姿を見て、おかやまコープの理念でもある「協同と連帯」の強さ、心強さを感じました。また、ライフラインとしての役割、商品以外の面でも、配送時の会話や励まし合いなどのつながりを感じ、地域の中での、生協の存在価値を強く実感することができました。
今回の支援で感じたこと、生協で働くこと、生協の輪を広げていくことが、地域社会の発展、人間らしいゆとりあるくらしの創造につながることを実感しました。そのことを多くの人に伝えていくことが、今回の支援活動に行かせていただいたもう一つの重要な役割である為、果たしていきたいと思います。

 
●テレビや新聞などで被災地の映像は何度となく目にすることはありましたが、自分の目で直接見る被災地の状況には心が痛みました。また西日本豪雨災害とは異なる光景に驚きを隠せませんでした。さらに、今回の支援活動を通じて多くのことを見聞きし、いかに「普段のくらし」というものが大事なのかを痛感するとともに、何気ない日常を一瞬にして奪い去ってしまう地震の恐ろしさに恐怖を覚えました。
のとセンターの職員の中にも、被災され避難所から出勤されている方が複数名いますし、今なお余震への恐怖を抱えている職員もいます。表面には出さなくても、精神的に不安定な状態の方もいるはずなので、心のケアも大切だと感じています。ただ、のとセンターの明るい雰囲気が震災を受けても前を向いて一歩ずつ前進していく、前進していけるという雰囲気を感じさせてくれましたし、困難から決して目を背けずに前を向き続けている「強さ」を感じることもできました。

 
【第2陣】2月5日(月)~2月9日(金) 配送同乗支援
●被災地から比較的被害が少ないエリアに一時避難され、宅配を利用されている組合員さんがおられました。「自分には何もできないけれど、復興のお手伝いができると思って生協を利用している」とお話しいただいた組合員さんの言葉が心に残っています。
 断水が続いている地域では、組合員さん宅の玄関に入ると、生活用水の容器やペットボトルの飲料水ケースが常に置かれているような状況で、「当たり前のように使えていた水が使えないと、こうも不便を感じるのか」と皆さん全員が話をされていました。避難所では自衛隊によるお風呂の支援があり、近くの組合員さんがお隣の年配の方に声をかけるなどして、地域の方同士で助け合って生活を送っておられています。2月8日にお伺いした組合員さん宅では、「今朝ようやく水道が復旧して生活用水のみ使えるようになったよ」と本当にホッとした様子で教えていただけました。


●正直、今回の私の支援活動で『しっかりと被災者の方のお役にたてた』という実感はありません。しかし西日本豪雨災害の時と同様、こういった災害が起こった時、『生協』は組合員の方々はもちろん地域社会にも貢献でき、頼りされる組織だと改めて感じました。また災害が起こった時に、いち早く全国から支援に入ることができる組織はそうそうあるものではなく、その組織の一員であるという誇りを感じました。(まさに“ワンフォーオール、オールフォーワン”の精神)今後、私個人としてできることは限られますが、今回、実際に被災地で活動させていただいた事、実際に目で被害状況を見て感じたことを伝えていくこと。東日本大震災、西日本豪雨災害などの過去の自然災害同様、被災地に関心を持ち続けること、想いを寄せること、教訓とすることを大切にしていきます。



コープいしかわのトラック


積雪の中での配送同乗支援

今後も、引き続き被災地に向けた支援およびコープいしかわに向けた業務支援を続けていきます。
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