環境に配慮した取り組み
子どもたちに、平和で青い地球を引き継ぐためにも、くらしの中から環境問題を考えていきましょう。

環境:サステナビリティ政策
「すべての人々が人間らしく生きられる豊かな地球を 未来の子どもたちへ手渡せるように」 全国の生協で推進する2030年までの政策にそって、おかやまコープでの計画をまとめたものです。
温室効果ガス削減の取り組み
2030年に向けた温室効果ガス排出量目標を「2013年比58%」とし、環境負荷低減をすすめています。
温室効果ガス排出削減の主な対策
●全ての事業施設で再エネ電力(※1)利用、照明のLED化
●太陽光発電設備は9事業所に設置し自家消費と再エネ事業者に売電先を切り替え
●店舗の冷凍・冷蔵設備の省エネ化
●地産地消推進でフードマイレージ(※2)削減
●営業車を電気自動車またはハイブリッド車へ計画的に切り替え
※1_再エネ電力:おかやまコープでは、林地残材や製材端材を活用した真庭市の完全再生エネルギー発電施設の「真庭バイオマス発電」と、再生可能エネルギーの調達・供給を中心とした日本生協連の子会社である「地球クラブ」から電力供給を受けています
※2_フードマイレージ:食料の輸送距離を表し、短い方がCO₂の削減につながります
2022年度は、「真庭バイオマス発電」、「地球クラブ」ともに排出係数は増加しましたが、電気使用量が2021年度比97.3%に抑制できたことにより、<温室効果ガスの排出量は「2013年比31.0%」>と排出量目標の58%を達成し、大幅に削減することができました。
<2022年度温室効果ガス排出量と削減実績> ※二酸化炭素換算(単位:t-CO2)
2021年 実績 |
2013年比 | ||
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合計 | 6,139t | 33.5% | |
店舗 | 1,596t | 15.8% | |
宅配 | 1,800t | 76.4% | |
藤田 | 133t | 6.0% | |
物流 | 2,456t | 91.0% | |
オルガ | 121t | 13.7% | |
福祉 | 32t | 59.2% |
容器包装のリサイクル
1989年、組合員活動として牛乳パックの回収を始めたのが、おかやまコープのリサイクル活動の始まりです。その後、回収品目が広がりました。
対象ではないものが混ざるとリサイクルが困難になります。皆さまのご協力をお願いいたします。
環境配慮商品の普及
環境に配慮した商品の開発・改善とその普及活動を行っています。
コープ環境キャンペーン
毎年6月に環境配慮商品の普及を行う「コープ環境キャンペーン」に取り組んでいます。
あわせて「洗剤キャンペーン」も実施し、コープの洗剤を普及しています。
商品包材の削減
包材自体を減らすことで、資源の節約、ゴミの削減を目指しています。
例:肉や魚のノントレー化、野菜や果物のバラ売り
「コープの産直」
野菜・水産物・畜産物・たまご・米・牛乳などの中で「それぞれの基準に基づき、優れた特長をもった産直商品」のブランドとして、商品の開発、普及に取り組んでいます。生産者のみなさんと協力して農薬や肥料の管理・使用状況などを双方でチェックし、農薬の使用を減らす取り組みをすすめています。
公益財団法人おかやま環境ネットワークへの活動支援
環境問題での社会貢献の一環として、公益財団法人おかやま環境ネットワークの設立や発展のために、財政面や人材面での支援を行っています。
取り組みの歴史
2000年 | ・農産品の産直品不使用農薬リスト策定 |
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2001年 | ・共同購入の通い箱の「内袋」の回収リサイクル開始 ・商品センターに「コ・ジェネレーション」導入 ・おかやまコープが参加している「おかやま環境ネットワーク」が財団法人として認可 |
2002年 | ・県北店舗の食品残渣や倉敷以西5店舗での魚のアラのリサイクル開始 ・紙ゴミのリサイクルの対象事業所拡大 ・PPバンドのリサイクル開始 (PPバンド:ダンボールなどの梱包に使用するビニール製のヒモ) |
2003年 | ・店舗で透明食品トレーの回収リサイクル開始 ・店舗で肉片のリサイクル開始 ・「CO2排出量削減に向けての自主行動計画」「廃棄物削減ガイドライン」を策定 ・共同購入の卵パックリサイクル開始 |
2004年 | ・電気ダイエットコンクール実施 |
2005年 | ・家族でできる1日エコライフ実施 |
2006年 | ・総社センターBDF(バイオディーゼル)燃料車トラックを2台導入 (BDF燃料:一般家庭などで回収した食用油が主原料の植物系燃料。二酸化炭素の排出はゼロとされている) ・岡山市事業系ごみ減量化・資源化優良事業者等表彰制度で最優秀賞を受賞 |
2020年 | ・真庭バイオエネルギー株式会社と「電気需給契約」を締結 ・店舗でレジ袋有料化実施に伴うレジ袋販売に切り替え |
2021年 | ・株式会社地球クラブと「電気需給契約」を締結 |
1978-1999年
1978年 | ・環境負荷の少ないコープ商品(洗剤・再生紙)の普及活動 |
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1981年 | ・LAS、リンを含む洗剤の追放運動と、環境負荷の少ない洗剤の普及活動 |
1985年 | ・班長会で「排水チェック」を呼びかける |
1989年 | ・特定フロンを使用した商品の取り扱いを中止 ・飲料紙パックの回収リサイクル開始 |
1991年 | ・店舗の「買い物袋(レジ袋)」の再利用を促進するスタンプ制の開始 ・店舗で「食品トレー」「アルミ缶」の回収リサイクル開始 ・店舗で使用する業務用ラップフィルムの材質を「塩ビ」からポリエチレンに変更 ・事業所から排出される「発砲スチロール」のリサイクルを開始 ・環境問題をテーマにしたテレビ番組「見つめよう、くらしと環境」を制作 ・第一次「環境アクションプログラム」と「洗剤政策」を策定 ・地球サミットに2名の組合員代表を派遣 |
1992年 | ・組合員による「酸性雨の調査」「親と子の水質調査」をはじめる |
1993年 | ・組合員による二酸化窒素の測定活動をはじめる ・共同購入配送車両に低公害なLPGトラックを3台導入 |
1994年 | ・店舗販売期限切れ商品「豆腐・牛乳」の飼料・堆肥化開始 ・第二次「環境アクションプログラム」策定 ・環境家計簿の普及活動 |
1996年 | ・卵パックの材質を「塩ビ」から「PET」へ変更 ・「ごみダイエットキャンペーン」実施 |
1997年 | ・環境マネジメント、監査システムの導入 ・店舗で「ペットボトル」の回収リサイクルを開始 ・店舗で「買い物袋(レジ袋)」の無料配布を中止 ・共同購入の「商品案内(カタログ)」の回収リサイクル開始 ・ダイオキシン対策で「家庭用簡易焼却炉」「家庭用塩ビラップ」の取り扱い中止 ・再生PET原料を使用した制服の導入 |
1998年 | ・店舗で使用する買い物カゴに再生品を導入 ・ダイオキシン、環境ホルモン対策で容器包材の材質変更 ・環境庁の「環境アクションプログラム大賞」受賞 ・家族全員で暮らし方を見直す「エコファミリー」の取り組み |
1999年 | ・業務用車両にハイブリッドカーを導入 |